2017年ごちそうさまでした大賞
2017年も残りわずか。今年美味しかったものたちを振り返ります。
どれか一つに絞り切ることはできないので、いくつもエントリーします。大賞は決まりません。ではどうぞ!
- 神奈川県箱根「はつ花」山かけそば
- 宮崎県宮崎市「味のおぐら 本店」チキン南蛮
- 宮城県仙台市「村上屋餅店」3色餅(ずんだ・ごま・くるみ)
- 秋田県乳頭温泉郷「鶴の湯温泉」部屋食
- 青森県深浦町「黄金崎不老ふ死温泉」マグロステーキ丼
- 秋田県角館「桜の里」比内地鶏の究極の親子丼
- 東京都錦糸町「ニット」ホットケーキ
- 栃木県日光「かまやカフェ・デュ・レヴァベール」NIKKO丼
- 千葉県浜金谷駅「さすけ食堂」黄金のアジフライ定食
- 神奈川県橋本「ZEB」クロワッサン
- 長野県上高地「トワサンク 上高地店」アップルパイ
- 山口県周防大島「道の駅サザンセトとうわ」みかん鍋
神奈川県箱根「はつ花」山かけそば
そば。この年になって、ようやくその美味しさが分かってきた気がする。
箱根で沢山歩いて、はらぺこでお店に着いたのが午後の2時。さすが人気店ということで30分近く待って、ようやくありついた山かけそば。自然薯の上に月見卵!自然薯ふわふわ過ぎて自分の口を疑った。うーん思い出すだけで幸せ。
箱根湯本のお食事(昼食・ランチ・夕食・お土産)なら 自然薯蕎麦の、はつ花そば
宮崎県宮崎市「味のおぐら 本店」チキン南蛮
宮崎と言ったらチキン南蛮でしょう。どうせ行くなら美味しいお店へ、と宮崎出身の友人に教えてもらったのがこのお店。なんとチキン南蛮発祥の地らしい。
濃厚な甘だれとタルタルソースのコラボ。後ろに控えるはナポリタン。ビジュアルからして洋食の王道感がたまらない。タルタルソースあまり得意じゃないんだけど、ここのタルタルソースはぺろりと平らげてしまった。
ここも人気店なのである程度の行列は覚悟して行った方が良さそう。店内は広いので、回転は想像以上に早かったけど。
おぐら チェーン おぐら本店、おぐら瀬頭店、おぐら佐土原店 味のおぐらチェーン
宮城県仙台市「村上屋餅店」3色餅(ずんだ・ごま・くるみ)
美味しいずんだ餅が食べたい、との一心で探したお店。
まさかの3色餅だったのだけど、これがたまらなく美味しかった。まず最初に餅の概念を変えてくる。柔らかいのだ。こんなに柔らかくて良いのか、自分に幸せが襲ってくる。
そして餅の艶を見てほしい。特に黒ゴマ、反則でしょ。黒ゴマもずんだもくるみもどれも素材の味がしっかりしてて、最高に美味しかった。甘さも優しめで、いくらでも食べれちゃう。仙台に行ったら絶対再訪するお店って誓ってる。
村上屋餅店 (むらかみやもちてん) - 五橋/甘味処 [食べログ]
秋田県乳頭温泉郷「鶴の湯温泉」部屋食
ずっと行きたかった念願の乳頭温泉。温泉の良さをじっくり味わうようになったのもここ2,3年。
山菜料理と神代産の山の芋の鍋、そして囲炉裏で焼かれる岩魚。雪の中、各部屋まで配膳してもらった。
外は雪が降りしきる中、極寒のはずなのに温泉効果で身体はぽかぽか。そして食する山菜料理。山芋の鍋が特に美味しかった。ずっとここに居たら健康になりそう。
青森県深浦町「黄金崎不老ふ死温泉」マグロステーキ丼
マグロの新しい食べ方に出会った。
刺身、片面焼き、両面焼きの3種類でマグロをいただく。タレも3種類、ご飯も3種類。全部で27通りの食べ方。
自分の好みの食べ方を見つける旅に出陣。個人的にはレア度が強い片面焼き(さっと表面をあぶる程度)にちょっぴりしょうゆを付けてご飯を掻き込むのが最高だった。
ちなみに不老ふ死も最高に気持ち良かったのでおススメ。海の岩の中の温泉から、夕日が沈んでいく景色は最高。雲に隠れてしまっていたけど。潮の香りをダイレクトに感じながら浸かる温泉は最高。
ずっとブログで紹介したいと思ってた「マグロステーキ丼」。
青森でマグロと言えば、「大間のマグロ」がブランド力として一強なイメージですが(少なくとも自分の周りでは「大間のマグロ」しか話題に上らない)、実はマグロの水揚げとしては深浦町が青森県1位らしいです。恥ずかしながら行くまで知らなかった&町ぐるみで取り組んでいる「深浦マグロステーキ丼」が美味しかったのでここで紹介。
秋田県角館「桜の里」比内地鶏の究極の親子丼
この写真を見てほしい。言葉にせずとも伝わるだろうか、この究極の親子丼感…!
秋田の比内地鶏を使った親子丼で、お肉はぷりぷり、卵はとろとろ。美味しいものを食べると無言になってしまうことはしばしばあるのだが、本当に無言で食べきった。
卵の半熟っぷりがたまらない。本当に、幸せな気持ちが今でも思い出せる。
角館に行くという友人がいたのでこのお店をおススメしたのだが感動して帰ってきてくれた、良かった。
東京都錦糸町「ニット」ホットケーキ
お店に入って注文したら「提供まで1時間ほどかかりますがよろしいですか?」と聞かれた時に目玉が飛び出たのは言うまでもない。
老舗の喫茶店の雰囲気を味わいながらのんびりおしゃべりして待つ時間もそれはそれで至高。
肝心のホットケーキ、外はかりかり、中はふわっふわで衝撃度が高かった。バターを溶かしてメープルシロップをかけて食べる。シンプルだけど、シンプルだからこそまた食べに行きたいと思った。
栃木県日光「かまやカフェ・デュ・レヴァベール」NIKKO丼
日光に行ってローストビーフ丼?と思ったけど、選んで大正解だった。
前日光和牛のローストビーフと、湯葉巻きと温泉卵。日光に行ったら是非食べてほしいと、文句なしに推せる。ローストビーフは柔らかくて美味しいし、湯葉はジューシーだし、温泉卵は崩した時のあの感じ、お肉と絡めていっちゃってー!みたいな。(うるさい)
お昼時に行ったら結構並んでいたので、ある程度は覚悟して行った方がいいかも。東武日光駅から徒歩2分というアクセスの良さも高ポイント。
NIKKO丼以外にも洋食メニューが充実してて、ハンバーグとか売り切れてた。今度は別メニューも食べに行ってみたい。
写真がピンボケしてるのつらい…
かまやカフェ・デュ・レヴァベール - 東武日光/カフェ [食べログ]
千葉県浜金谷駅「さすけ食堂」黄金のアジフライ定食
黄金伝説でも取り上げられていて、ずっと行きたかったさすけ食堂。念願かなって足を運んだ。
土曜日の朝の10時頃に現地に着くも既に大行列。名前を予約表に書いて、案内されたのは12時前くらい。
お店自体はとても古いので、潔癖症の方とかはちょっとしんどいかも。威勢のある元気なおばちゃんがアジフライ定食を持ってきてくれた。
最初の感想は「アジフライでかすぎ!!」
居酒屋にあったら高確率でアジフライを注文する程度にはアジフライ好きなんだけど、まずこんなに大きなアジフライ見たことない。分厚い。つなぎとかでかさ増ししてるんじゃなくて、ちゃんとアジ。全部アジ。さくさくでふわふわで、無限に食べられる。
一緒についてくるお刺身も、分厚いし、大きいし何なのコレ状態。もちろんめちゃくちゃ美味しい。
2時間並ぶだけの価値があった。真夏に並ぶのはしんどかったけど。長時間並ぶ覚悟でぜひ。
神奈川県橋本「ZEB」クロワッサン
自転車に乗る人に特におすすめしたい、神奈川県橋本駅近くにある「ZEB」
クロワッサンを始めとするパンやラザニア等の軽食、コーヒーなどがゆっくり楽しめるお店。店内に自転車置き場があるため、ツーリング途中の方がちらほら。
クロワッサンはサクサクでおいしい、中に具を入れてオープンサンドで食べるのも、そのまま食べるものどちらも良い。あったかいクロワッサンって美味しいよね。
近くまで足を延ばしたときのモーニングとして重宝。
長野県上高地「トワサンク 上高地店」アップルパイ
上高地を散策して沢山歩いた後にぜひ。長野県産のりんごを使ったアップルパイ、美味しくないわけがない。
中に入ってるりんごと、サクサクのパイ生地がたまらんですね、たまらんのです。
お店の中でも食べられるけど、おすすめは外にあるベンチ。かっぱ橋を見ながら食べるアップルパイはまた格別。
トワサンク 上高地店 (trois cinq) - 上高地その他/カフェ [食べログ]
山口県周防大島「道の駅サザンセトとうわ」みかん鍋
今回のエントリーにみかん鍋を外すわけにはいかなかった。鍋にみかんが入っている…だと…?!
最初に知った時の衝撃は如何とも言い難い。今年で一番衝撃を受けた食べ物と言っても過言ではないだろう。なにせ鍋の中にみかんが入っているのだ、みかん、まじか、みかん。
期待3割、怖いもの見たさ7割で食べることに。正直味としての期待値は低かったのだが、その予想をいい意味で裏切ってきた。
魚のあら、つみれ、えび、餅、野菜、そしてみかんが入っているみかん鍋。好みで「柚子胡椒」ならぬ「蜜柑胡椒」を付けながら。出汁にもほんのりみかんの香りが付いていて、後味でふわっとみかんを感じる。
特に美味しかったのがつみれ。みかんの皮?が入っていてかなりみかんを感じる。これが美味しい。みかんと鍋の相性が良すぎてビビってしまった。つみれ無限に食べたい。
「みかんは表面を加工してあるので、皮ごと食べちゃって大丈夫です」と店員さんに言われたのでそのままぱくり。意外といける、というか美味しい。ほくほくとしたあったかいみかんという新境地を開拓した。
常温は勿論、凍らせても温めても美味しいとか、みかん最強なのでは?という2017年の発見。
周防大島の名物として島一丸となって提供しているみかん鍋。周防大島はみかんの名産地らしく、島内をぐるっと回っているだけでもみかんの木を沢山目にすることができた。向こう十年単位で周防大島は行く機会がないのだろうけど、近くに行く予定のある人にはぜひ足を延ばしてほしい。
個人的には本州と周防大島を繋いでいる大島大橋がとても好きだった。
エントリー候補はまだまだたくさんあったのですが、今回はこれくらい。
今回の選ぶ基準としては友人に「ぜひ行ってほしい」と勧められるか、旅先の場合は「ご当地っぽさ」が感じられるか、「自分が再訪したいか」の観点です。
日本にはまだまだ知らない美味しいものがたくさん眠っているはずなので、来年も沢山胃を幸せにするぞ、という決意を新たにした私でした。