なこたび

47都道府県を制覇したnakoが、全国各地の素敵な場所を探し求めるブログ。ドボク方面(道路・橋梁・ダム)もちょこちょこと。

手賀沼の魅力について考える

手賀沼について、勝手に考えてみる。
どうやったらほかの地域から手賀沼を目指して人が遊びに来てくれるだろうか。
簡単に言うと「友人を胸を張って連れてくることができるか?」というテーマである。
 
20代女性をターゲットにした場合、遠方から友人がわざわざ手賀沼まで来てくれるにはよほどの理由がないとしんどい。
常磐線沿線に住んでいるならまだしも、都心部からくる場合、上野で乗り換えてそこから30分以上かけてくるには(交通費も想像より高い)よほどの魅力を作っていく必要がある。
 
手賀沼の魅力は何だろうか
・景色がきれい
・白鳥の戯れに癒される
・遊歩道が(そこそこ)整備されている
白樺派のゆかりの地が多い
・自転車で周遊できる
水の館がある
・道の駅がある
・日本で唯一の国立の鳥博物館がある
・うなきちさんがかわいい
・手賀大橋
・満天の湯
 
手賀沼に来てやることと言ったら
散歩、以上。
 
いや、気持ちいいんだよ、手賀沼周辺を散歩するの。
でもね結構距離があって、往復すると我孫子駅から水の館まで往復するだけでも4キロくらいあるくことになるのよ。長い。
バスもそこそこ走ってるけど、初見さんにはバスの利用しんどいような。バス関係の情宣ってあんまりやってるイメージがない。
というか、バスって結構使いにくいよね。これについては今度考えよう。
 
ヨットとかもっと気軽にできればいいなと思う。アヒルのボートとか貸し出してくれるところあるけど、あれ実際に機能してるの?
私は乗ってる人見たことないよ…
手賀沼でヨット、私はやってみたい。でもどこ行けばできるとか、1回体験★みたいな気軽さがあまり感じられなくて「うーん」って思ってしまった。
最近は半年に1回くらいの規模で親子体験教室?みたいなやつやってるらしいけど…私も行ってみたいなぁ
 
あとね、ポイントは食。ランチとおやつを満たしてくれるところ。
手賀沼の良さは朝焼けと夕焼けにあると思っているのだけど、さすがに1泊コースで手賀沼に滞在してもらうには、レジャーも宿泊施設も整ってないと思う。
若者を取り込みたいなら手っ取り早いのはインスタ映えするおしゃれなカフェ。+α
個人的にはインスタ映えって興味ないんだけど、実際インスタで伸びてるおしゃれスポットってたくさんあると思う。口コミの力ってすごいわぁ。
 
…そうじゃなくても、おいしいご飯とスイーツが楽しめるカフェ的な場所がいくつかあるといいよね。選択肢があるの大事。
10年以上手賀沼の近くに住んでいるけれど、実際あまり知らないのよ、手賀沼周辺の「おしゃれスポット」
Theインスタ映え!みたいな、かつ料理がおいしくて、かつ地元の食材を使ってたらサイコーだなと思ったり。
 
そんな隠れカフェ、ちょっと検索してみたらないわけではなかったみたいなので、これから少しずつ紹介していけたらなと思ったり。
手賀沼の景色を見ながら美味しいケーキと紅茶を飲んで、まったり作業ができる空間が整ってたらもう最高。
 
…ということで、手賀沼開拓の旅へ出たいと思います!レッツゴー!

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手賀大橋のたもとから水の館を臨む真冬の一日

首都高晴海線スカイウォーク 開通記念イベントに参加してきた【2018年2月】

行ってきました!首都高晴海線(晴海~豊洲)スカイウォーク!

首都高晴海線は時たま近くまで行って建設現場を見ていたのですが、遂に完成したということで、満を持して(?)人生初の開通前の記念イベント(スカイウォーク)へ参戦しました。

以下レポートです。

 

2018年2月18日(日)、受付を済ませて中へ入ると、まずは工事の概要説明や、はたらく車の展示ブースがありました。

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晴海線の模型です。この上を実際にこれから歩きます~楽しみだ~

 

工事概要を見ていたら、首都高のスタッフさんが熱心に説明してくださいました。特に印象的だったのは、豊洲大橋の下を通して、橋桁を船を使って海上から運んできた話。大阪で部材を作成して、横浜の工場で組み立てて、横浜から海の上を通り、豊洲大橋の下をくぐって晴海線として設置されたそうで…豊洲大橋と船で運んでくる部材がぶつかっちゃうと危ないから、潮の満ち引きを計算して、潮が引いてる時に運んできたそう。色んな機関との調整とか大変だったんだろうなぁ、と思いを馳せると橋への想いが高まりますね。

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晴海線から見た豊洲大橋豊洲大橋の開通は築地市場豊洲市場に移転してからだからまだ先ですね。今立っている橋の部品が豊洲大橋の下をくぐって運ばれてきたって考えると感慨深いものがあります。

…という余談はこれくらいにしておいて先へ進みましょう。

 

階段を上った先に見えるは、開通前の首都高晴海線!!うおおおついに、ついに高速道路の上を歩いてるよ~アスファルト打ちたてほやほやだよ~心なしか少し柔らかい気もするよ~~

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受付が夕方の最終組だったのもあってか、人の数もそんなに多くなくマイペースで歩けました。親子連れ、グループ、お一人様、いろんな方が来ていた印象。

 

月島警察署と深川警察署の境界ライン。ここが中央区江東区の境界になるということなのかな。こんな間近で見れるなんて…ちょっと(だいぶ)興奮してしまいます。

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個人的にお気に入りの一枚。何を繋げてるんだろう。ボルトがすっごいかっこいい。いかついけどスマートな、でも力強い、そんな感じ(何言ってんだ)

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非常電話ぁぁああ!こんなに間近で見たの初めて!めっちゃピカピカだし、かっこいいい!!

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斜めからボックスをぱちり。電話ボックスのサイズ感、とっても好き。

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真下から見上げる非常電話の案内標識もまた良い。タワーマンションに負けない凛々しさ感じる。

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豊洲側の伸縮装置。伸縮装置応援してる、頑張って橋を支え続けてほしい。

あそび、大事。

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豊洲側折り返し地点。急な下り坂4%とゆりかもめ、いただきました!!仮設トイレが設置してある首都高さんの優しさと気配りを感じたり。

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お台場方面を臨みつつ、メインは非常口と非常電話の案内標識。良いわ~ほんとに良いわ~~

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マルイチポールかな?何に接続されてるのか確認するの忘れちゃったけど、すごいかわいかった。非常電話?分からない。

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高速道路終点の標識。残り600m。タワーマンションやら高層ビルやらほんとに多い地域ですね。

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首都高の出口に向かって減速を促すためのカラー舗装。まだピカピカですっごくきれい。ずっと見てられる、良いわ~素敵だわ~~

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白線も引きたてほやほや。チョークの跡が残ってる感じ、とても好きなんですよ。

白線が限りなく薄くなってるやつもいいけど、引きたてほやほやの強さを誇ってるこの感じもとっても良い。語彙力。

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スカイウォークも終了間近へ。景色も楽しんだけど、個人的には道路構造物ばっかり見てた気がします。でもやっぱり景色はきれいで気持ち良かった~

個人的にはスカイツリーも東京タワーもレインボーブリッジも見えるなんて、お得すぎる景観だと思います。

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最後は受付のフロアに戻ってきて、はたらく車の展示を見たりしました。

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今回私は、高速道路の開通前の記念イベントに参加するのは初めてだったんですけど、満足度が高すぎて、何から話したらいいか分かりません。語彙力が乏しくて、全然伝わらないような気もするのですが、個人的には大満足でした。写真とテンションから何か伝わればいいなって気持ちです。

 

無料で配布してくれたプレゼントがまた素敵すぎて帰宅後再びテンションが上がりすぎてしまったので紹介します。

晴海線開通の記念パンプレット(左)と記念クリアファイル(右)

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中央環状線をスムーズにする案内リーフレット(左)と首都高じゃらん(右)

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首都高ドライブマップ(左上)、ウエットティッシュ(上中央)、マグカップ(右上)、ETC2.0パンプ(下中央)、ポケットティッシュ(右)、カイロ(右下)

カイロは入り口で手渡ししてくれました。気配りが嬉しい…!

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そしてこのマグカップがめっちゃかっこいいんですよ。晴海線がデザインされてて。

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スタッフの人が来ていたジャンパーとおそろいのロゴですね。家で愛用させてもらいます。

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…ということでお土産までもらってきてしまい、本当に大満足の首都高晴海線スカイウォークでした。

またどこかの道路の開通イベントが行われるようだったら、ぜひとも遊びに行きたいなと思ってます。

それと同時に、首都高晴海線の建設に関わったみなさま、本当にお疲れ様でした。

いつか自分も車で通ってみたいと思います!

【日本橋】海鮮丼専門店「つじ半」の「ぜいたく丼」が美味しすぎて卒倒しかけた話

海鮮丼って値段と当たり外れの振れ幅が割と高いジャンルだと思ってるんですけど、多分その認識は間違ってないのではと。

高いお金を払っても「普通だな〜〜」ってこともあるし、港の近くのお店とかだと安くても「なんじゃこりゃ!美味すぎ!!」となることもあります。高いお金を払うといっても課金額には限界があるつらさ。東京でも恐ろしいほどに課金をすればびっくりするようなお魚が食べられるのかもしれないけど、現実的ではないのでその話は一旦スルー。
1000〜2000円くらいの価格帯で、ってのが基本なんですけど、まぁ今回目玉が出るほど美味しい海鮮丼に東京で出会ってしまったので、紹介したいと思います。
お店の名前は海鮮丼専門店「つじ半」。
 
東京駅から歩くこと5分。日曜夜18時。すでに15人以上の行列を確認。
寒空の下、1時間待った末にようやく店内へ。
店内は全席カウンター。全部で10席ほどかな。
 
メニューはこんな感じ。今回は「ぜいたく丼 梅」(1080円)を選択。
竹や松になるにつれ、入ってる具材が豪華になるそう。今回は、初回だし一番オーソドックスなものを頼む事に。
課金によってうにやいくらを増してもらうこともできるそう。今回はうにを切らしていたみたいで、残念。

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 1時間並んで東京のど真ん中で食べる海鮮丼とはどんなものなのか…期待に胸を膨らませて待っていると登場したぜいたく丼がこちら。

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なんていうか、もはや言葉で説明する必要があるんですかってレベル。見てほしいこのビジュアル。興奮しすぎて若干写真がブレてるのはご愛敬ということで。
まぐろやらぶりやらトロやらえびやらいくらやらがこんもりと盛られている。何が何だか分からない。カウンターの向こう側で職人さんが一人分ずつ混ぜてくれています。これこそ真の贅沢。
左端の小皿の上に見えているのはぶりのお刺身で、2切れはそのまま食べて、もう2切れは残しておいてください、と説明されました。そのまま食べるぶりの美味しいこと美味しいこと。
わさびを醤油で溶かしてぜいたく丼にかけます。いざ。
うっは~~言葉で表現できない美味しさ。魚と、わさびと、酢飯と、ごまの絶妙な感じが絶妙な感じで最高(語彙力)。のりで巻いて食べたり、しそと一緒に食べたりしながら楽しみました。これは美味しい。
 
あんまりオーバーに美味しい美味しい言うことははばかられたのでクールな感じで始終食べていたのですが、一緒に行った人に「顔がずっとにやけてたよ」と言われる始末。まぁそんなもん。
 
というわけで食べ進めていったのですが、丼ぶりの中身が少なくなってきたところで鯛だしを入れてもらいます。

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全部食べ切ってからでもいいし、少し残してでも、各自の好きなタイミングが推奨されてました。

ご飯の追加も無料でしてくれます。それで、残しておいたぶりの刺身が登場。

もう説明はいらないと思います、思う存分食べきりました。たまらん、うまい。

 

今まで食べてきた海鮮丼の中で1.2位を争う美味しさと衝撃でした。東京駅近くでこんなものが、お手軽に食べられるなんてびっくりです、これは1時間並んででも食べる価値がある…!

混んでる時は、2時間以上待つこともあるそうなので、行く際にはそれ相応の覚悟をしていった方がいいかもしれないです。

 

隣に座った常連と思われる素敵なおば様が熱燗と一緒に美味しそうにぶりの刺身を食べていた光景が忘れられないです。次行ったときは日本酒も頼もう、と心に誓った瞬間でした。

つじ半(地図/写真/東京駅(八重洲)/寿司屋) - ぐるなび

【すみだ水族館】平日夜ぼっち水族館のススメ【年間パスポートを買いました】

みなさん、水族館はいつ誰と行きますか。
休日にデートで?家族で?グループで?
 
そんな方が多いと思います。
私も今まではそんな中の一人でした。
でも休日って混んでて満足いくまで魚か見れなかったり、人の波に押し流されちゃって疲れたりしませんか?
私は性格上、混んでるところが苦手&後ろに待ってる人が沢山いるってなると焦ってずいずい進んでしまうので全然ゆっくり見れません。
結局凄い勢いで館内を巡り、最後は疲れてベンチで脱力、なんてこともしばしば。
 
仕事終わりの趣味を見つけたいという気持ちと、ゆっくり水族館を観たいという気持ちが重なった瞬間一つの結論に辿り着きました。
「平日夜の仕事終わりに水族館に行けばいいじゃないか!!」
 
チャンスを伺うこと数週間…
ついに定時ダッシュをキメることができ行ってきましたすみだ水族館
手に入れてしまいました、年間パスポート!!
 
平日夜の一人水族館、控えめに言って最高です。
館内は空いてるのでお魚たち見放題。普段は大人気(だと思われる)クラゲだってチンアナゴだってペンギンだって誰にも邪魔されず見放題。飽きるまでぼーっと見てられます。
 
周りの視線さえ気にしなければ天国です。
仕事の疲れを癒してくれます。ゆらゆら揺れてる水草見てるだけで癒されます。
私は頭おかしくないと思います、仕事で疲れてるだけなんだ、頭を空っぽにする時間くらいあってもいいじゃないか…
 
館内にはお一人様でも座りやすい椅子が設置されてたり、カフェもあるし、本を読めるスペースもあるし、すごい快適です。
そんなに広くないので、すぐにぐるっとできます。サイズ感も丁度良い。んーペンギンかわいい。
 
ただ、周りのカップル率はすごいです。
仕事終わりや学生と思われるカップルが7割を占めているのではないかと。
ここにメンタルをやられなければ、あとはひとりの時間を楽しむのみ!レッツぼっち水族館!
どうせみんなお魚見てるから自分のことなんて目に入ってないですよ、大丈夫。
話はずれますが、水族館に来てる他の人の話し声を聞くのも結構面白いです。空いてる上に静かな空間だから話し声、聞こうとしなくても聞こえて来たりするんですよね。
 
良い雰囲気の空間沢山あったし、大人向けの水族館なのかなーと思いました。
休日の昼間に行ったらまた違う雰囲気なのかな、どうなんだろう。

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ペンギンさんたちがのんびりしてた。そして人も全然いなくて快適。いつまでも見てられる。

 
1年に3回以上行く自信のある人には年間パスポートをオススメします。
入館料2050円に対し、年間パスポートは4100円!なんと2回分の入館料で年間パスポートゲットできちゃうんですよ。コスパ良すぎる年間パスポートでびっくり。
(個人的には館内の規模に対して入館料2050円ってのが高いな〜と思いました、場所とスカイツリーブランド代が上乗せなのか、そしたらまぁそんなもんかって感じもするけれど)
 
一回入ると、その日の館内にいる間なら差額を払って年パス作ることもできるみたいなので、一度行ってから検討するのもアリかなと思います。私は即決で作っちゃいました…
年パス作るときは顔写真を撮影されるので注意です。何も考えずに写真撮影されてすごい後悔…髪の毛ボサボサ…
 
年パスのいいところはソラマチの多数の店舗でサービスを受けることができるということ!
内容見たら飲食代20%オフとか、ワンドリンクサービスとか、割と使えそうなサービスがあってびっくりしてます。
すみだ水族館に行った帰りにご飯や買い物するときに有効活用できる予感。
あと、すみだ水族館館内のカフェでソフトドリンクが100円になるという嬉しい特典も。

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年パス(2018年ver)のデザイン。かわいい。

 
すみだ水族館は最終入館20時、閉館21時となっているので都内で働いていれば仕事帰りに十分行ける時間だと思います。
個人的には館内で1時間前後滞在できれば十分満足できるかなーというボリューム感です。
 
仕事や勉強に忙殺されて疲れているそこのあなた!
ぜひ平日夜に水族館、という選択肢を検討してみてください!

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チンアナゴ。餌やりの時間にちょうど行けると、間近で餌をぱくぱくしてるところが見れる。かわいい。

【千葉県柏市】浅野書店 無期限休業に寄せて

千葉県柏駅東口、スカイプラザの地下1階にある浅野書店が無期限休業に入ると知った時、自分に衝撃と共に悲しさが襲った。
10年以上お世話になっている書店で、特に高校時代は足繁く通っていた。
 
私が高校生の時、柏駅周辺は書店が充実していた。
パッと考えただけで4.5件はお店の名前を挙げられる。それぞれのお店に特徴があって、立地や品揃えによってその時々で訪れるお店を変えていた。
 
そんな中でもビックカメラの下にある浅野書店は、別格だった。
他の店舗とは格の違う圧倒的な老舗感、隣のステラおばさんから漂ってくる甘いクッキーの香り、文具売り場が併設されてるあの感じ、最先端のオシャレな書店ではなかったかもしれないけど、なんとなく居心地の良いお店だった。

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ステラおばさんのクッキーの甘い香りと、ケンタッキーの油の匂いが混ざった何とも言えない空気感の中にたたずんでいる。慣れると不思議なもので、安心感を覚える。

 

浅野書店の圧倒的老舗感、感じるのも歴史を知れば当たり前で、なんと創業は大正13年だそう。

(浅野書店の創業は何年になりますか?)

大正13年です。創業90年以上になりますね。柏駅西口から徒歩10分ほどのところに東葛飾中学(現在の千葉県立東葛飾高校)という県内トップクラスの進学校があるのですが、この学校の開校と共に同校の前に開店したそうです。初代社長がリヤカーを引いて教科書などを売りに行っていたのだとか。戦後、柏駅の東口側に移転してきて、昭和48年に都市再開発でスカイプラザビルが建った際に3階に店を構え、10年前のビックカメラ出店の際に、いまの地下1階に移転し今に至っています。

あなたの街の本屋さん vol.15 浅野書店 杉山慶子店長代理 - かんき出版より抜粋

 
知らなかった…
東葛飾高校と同じ歴史を歩んで来たと考えると、あんな雰囲気の書店になるのもなんとなく納得するような気がする。
 
柏駅周辺は、駅前のそごうの閉店で一昨年(2016年9月30日閉業)世間を騒がせた。
ネットショッピングが強くなって来ている中、デパートの業績が厳しいと言うニュースも見てはいた。そして確かにそごうもなんとなく閑散としている雰囲気は感じていたが、閉店すると聞いたときは驚いた。
駅ビルとして高島屋があるので、買い物には困らないっちゃ困らないのだが一抹の寂しさのようなものは感じた。
そして未だ(2018年1月時点)に跡地がどのように使われるのかは発表にならない。空っぽになったそごうがそのまま佇んでいる。
 
柏市柏の葉キャンパス周辺の再開発が成功しているのもあり、人口は着実に増えてはいるが、柏駅前に昔からあったお店が少しずつ減って来ていることを考えるとなんだが悠長に構えてる場合でもないのかな、と思う。
 
碧野圭の「書店ガール」シリーズを読んで、書店を見る視点が変わった。
手作りのPOPを置いていたり、フェアをこまめにやっている書店の裏側には本が好きな書店員さんの努力が詰まっているのだなぁと感じるようになった。
お店が閉店する時の話もあるけれど、きっと店長さんはじめスタッフの方たちは最後まで大変な苦労をされるのだと思う。
私には本を買うことくらいしかできないが、書店で購入できる本ならばネットじゃなくて書店まで足を運んで購入したいと思う。
書店ガール (PHP文芸文庫)

書店ガール (PHP文芸文庫)

 

 

特に受験期に大いにお世話になった浅野書店さん、無期限休業は寂しいけど、今までありがとうございましたの感謝の気持ちを込めてあと数ヶ月、柏で本を購入する時は足を運ぼうと思います。

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浅野書店のブックカバー。普段何気なく使っていたけど、最後となると気持ちも変わる。

普段は付けないけど、最後になるかもだから…とブックカバーを付けてもらった。

 

追記(2018年2月20日)

今日書店で確認してきたところ、閉店するのは2018年5月20日予定だそう。

あと3か月。きっとあっという間なんだろうな。

【千葉県柏市】柏駅周辺で再訪したい居酒屋リスト【女子会・デート向き】

居酒屋探しって結構苦心することが多いんですけど、私だけですかね?

その時に集まるメンバーや人数、好きなお酒のジャンルや予算を考えながらお店を検討するんですけど、これがなかなか難しい。

2人なら相手の好みをガッツリ考えて、4人以上だったらワイワイしてる雰囲気の方がいいかなとか、お酒あまり飲まない人がいる時はご飯が美味しいお店にしよう、とか考え始めたらキリがない。

柏駅周辺で、このお店だったら友人を連れて行こうかな(=自分がリピートしたいな)と思った居酒屋をまとめてみようと思います。

なんとなく内容的に女子受けが良さそうなお店になったので、今回はそんな回ということで!

  • 「アミュゼ」鉄板バル・イタリアン
  • 「World Beer Kitchen GLOVER」世界のビール
  • 「PEC bar de Espana」スペインバル
  • 「dessert bar Obico」デザートバー
続きを読む

2018年の旅行観

新年あけましておめでとうございます。

とは言ってもまだほとんど読まれていないこのブログ、2018年はぼちぼち育てていけたらなと思ったり思わなかったり。よろしくお願いします。

 

去年までの旅を振り返って、きちんとした記録を作ろうと思ったのだけど挫折したので簡単な振り返りと、未来の話を。

2017年は自分の中で旅に対する考え方が変わった1年だった気がする。

「47都道府県制覇」を目標にいろんな場所へ狂ったように行き、それなりに堪能して、日本の主要な観光地に関する知識と経験はそれなりに自分の中に蓄積されたと思う。

そして47都道府県制覇を達成して、ある種満足感を得た。それと同時に、まだまだ行きたいところがたくさんあって、そこを訪れなければ、見て、食べて、癒されることをしなければという謎の義務感が湧いてきた。

実際旅行というのは、現実逃避に持って来いで、時間とお金が多く必要な贅沢な趣味だと思う。社会人になってからは時間をお金で買うという行為(夜行バスや18きっぷが新幹線や飛行機になる現象)をしなければ、土日休みで満足に旅行することもできない。

限られた時間とお金の中で、いかに楽しむか、満足度の高い旅をするかが2018年のテーマになってくると思う。

 

旅行中に注目する点も増えた。昔は単純に観光地に足を運んで「すごいなーきれいだなーおおきいなー」みたいな感想を得る、シンプルな観光を楽しんでいたが、だんだん自分の中の価値観が捻くれてきていることは自覚せざるを得ない。

2014年にダムに目覚め、2015年にダムカード集めの虜になり、2016年は橋梁や廃墟、鉄道の駅などに良さを感じるようになった。

2017年は新しく道路、道路構造物、老朽化が進んでいる橋梁、鉄骨が入り組んでいる橋梁、街路灯、工事現場などが自分の中の新しい萌えジャンルとして入ってきた。

(ここで「萌え」という表現が合っているのかは分からない)

どんどん日本のドボクの虜になっていっている自分がいて、普段は気付かないのだけど、友人と旅行に行ったときなどに「自分は人と注目ポイントが違うのかもしれない…」と実感する。

道を歩いていて、面白いマンホールを見つけたり、素敵な街路灯に出会ったり、老朽化して今にも崩れそうな橋梁を発見したり。錆の感じとか、ひびが入ってる感じとか、コンクリートが経年劣化した色とか、そういうものがたまらないと感じるようになった。

 

自分の捻くれた性格が功を奏しているのか、裏目に出ているのかは分からないが、2018年は「人にあまり知られていない観光スポットを探す」ことをテーマにしていこうと思う。

ありきたりの観光地ももちろんいいが、少しひねりを利かせたような、「知名度は低いけど地元が頑張ってる」とか「この橋梁がたまらない」とかそんな場所を発掘していきたいと思う。

 

自分の欲求に正直に、でも懐具合も気にしながら、今年も素敵な旅に行けたらなと。

2018年最初のブログはこんな感じで。

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2017年ラストのスカイツリー。隅田川テラスから。

冬の快晴は空気が澄んでて良い。厩橋から吾妻橋までお散歩。